医心方


 丹波哲郎の先祖である丹波 康頼(たんば の やすより)が中国古典を引用して作ったとされている。官位は従五位(じゅごい)上だとされていたので平安時代では貴族の末席だった。982年に編纂し984年に朝廷に献上した。

 全30巻、医師の倫理・医学総論・各種疾患に対する療法・保健衛生・養生法・医療技術・医学思想・房中術などから構成される。27巻分は12世紀の平安時代に、1巻は鎌倉時代に書写され、2巻と1冊は江戸時代の後補である。本文はすべて漢文で書かれており、唐代に存在した膨大な医学書を引用してあり、現在では地上から失われた多くの佚書を、この医心方から復元することができることから、文献学上非常に重要な書物とされる。


(北宋) 日本、丹波康賴 刻

 醫心方序 《醫心方》三十卷,每卷首題︰從五位下行針博士兼丹波介丹波宿檷康賴撰。謹按︰臣 等 遠祖 記合 也,意 蓋數百 命臣等曾祖臣元德使以仁和王府所藏抄本謄寫,儲之醫學,當時稱為希觀。顧其為書,殘脫 知今 命臣 舊 金 石遺 則帙 根 証 博 之 協之於古今之異與風土之宜,參伍而錯綜之,然後其道乃始完,可以模楷後學矣。求之前人 之著,能具斯道者,其唯王氏之書足以當之。而是書則直駕而上之,豈不更偉乎。況其所征 引 宋 字 則是書在天壤間凡以裨補後學有匪細故者,不僅為醫家鴻寶也。臣等竅幸今日衣冠文物之化施及 吾 然 上 元 拜

1

 巻1 巻2 巻3 巻4 巻5 巻6 巻7 巻8 巻9 巻10 巻11 巻12 巻13 巻14 巻15 巻16 巻17 巻18 巻19 巻20 巻21 巻22 巻23 巻24 巻25 巻26 巻27 巻28 巻29 巻30 各巻500KB程度。大きなものでも800KBです。

巻1-5 巻5-10 巻11-15 巻16-20 巻21-25 巻26-30 それぞれのブロック2000KB-3000KBです。

巻1-30(全巻) 14,768KBと大きいのでダウンロードに時間がかかります。必要な部分だけをダウンロードしてください。各巻単独とブロック別に落とせるようにしました。バラを結合するのはpdfの機能で簡単にできます。

inserted by FC2 system