注解傷寒論 中文版 編別
金・成無已注。1144年。10巻。張氏の《傷寒論》に《内経》、《難経》などの書を参考に注文を加えたもので、現存する注本としては最も古く刊行されたものである。一般には「成本」と呼ばれている。(漢方用語大辞典・創医会編)
傷寒雑病論
《傷寒卒病論》ともいう。東漢・張機(仲景)著。219年?全16巻。3世紀までの臨床経験を総括したもので、傷寒治療と雑病治療の二部に分かれている。弁証施治の面ですぐれた成果がある。原典は、西晋前にすでに散佚している。(漢方用語大辞典・創医会編)
傷寒明理論
金・成無已著。1156年。全4巻。《傷寒論》の50の証候を比較、分析してある。方論1巻を付し、張仲景の処方20について方義を論じている。(漢方用語大辞典・創医会編)
傷寒六書←大きいので出るまで少し時間がかかります
《陶氏傷寒全書》ともいう。明・陶華撰。15世紀中期。6巻。《傷寒瑣言ショウカンサゲン》《傷寒家秘的本ショウカンカヒテキホン》《傷寒殺車捶法ショウカンサッシャスイホウ》《傷寒一提金ショウカンイッテイキン》《傷寒截江網ショウカンセッコウモウ》《傷寒明理続論》の6種。陶氏は朱肱の《類証活人書》の影響を大きく受けている。またこれら六書の内容には重複する所が多く、弁証もはっきりとしておらず、選出方薬もまた乱雑であるという欠点がある。(漢方用語大辞典・創医会編)
傷寒捷訣台湾版 中国版 傷寒心法
傷寒金鏡録
宋元時代に診断学として《敖氏験舌法》ができ、杜本が更に増訂して《敖氏傷寒金鏡録》1341年とした。本書はちがった舌苔36種を記述し、舌苔図を付し、それぞれの種類の舌苔が支配する症候と、その症候の治療法を詳説している。これは中国に現存する最初の験舌の専門書であり、舌診の発展を引き続いて展開させる役割を果たした。(中国医学史講義・北京中医学院主編)
傷寒九十論 傷寒発微論
許叔微1079~1154の著した《傷寒百証歌》および、《傷寒発微論》(傷寒72証の証治)、《傷寒九十論》(医案90例)の三部作は、後世の人によって《許氏傷寒論著三種》と称され、その後の《傷寒論》研究に大きな影響を与えることになった。(中国医学の歴史・東洋学術出版)
傷寒懸解
14巻,巻首,巻末各1巻。清・横元御撰。作者対王叔和整理《傷寒論》的編次頗多攻汗,并力図”于破裂紛乱之中条分縷析,復其次第”。書中将《傷寒論》所裁113方,分別六経病証,予以剖析貫串,并注明本病、経病、腑病、臓病、壊病、及伝腑、伝臓、入陽入陰等不同情況,加以帰納整理,使之条理化。但其中不乏主視片面的視点。(中医大辞典)
傷寒貫珠集
清・尤怡ユウイ(在涇ザイケイ)著。1810年。全8巻。病証とその治療法の相異にもとづき、《傷寒論》の条文を、正治法、権変法、斡旋法、救逆法、類病法、明弁法、雑治法などに分類し、再編集した。(漢方用語大辞典・創医会編)
傷寒恒論